10月26日(土曜日)より、ANTHEM Aによる企画展 ”24AW LIMITED STORE“ がスタートいたします。
ご好評頂いた前回のPOPUPイベントより早約1年半。ANTHEM Aとしてのあり方も、経済を取り巻く環境も、さまざまな状況が目まぐるしく変化したタイミングでした。24AWから卸展開をスタートさせる運びとなり、この機を境に従来のやり方やブランドとしての取り組み方を再考し、気持ち新たにリスタートいたします。今回の24AW LIMITED STOREでは、リスタートを切るブランドとしての考え、職人たちの想いや背景、ANTHEM Aの世界観を、改めて皆様と共有させていただけたらと思います。
私たちができること
これまでANTHEM Aは、21AWのブランドデビューから約4シーズンの間、想像の楽しみを含ませたいという想いから、ブランド側の情報はあまり明確にせず、年間を通してブランドと工場の良好な関係性を守るべく、工場運営が厳しい閑散期に生産を行うため、直販のみで展開していました。しかし、パンデミック以降、工場を取り巻く状況は大きく変わりました。私の家業である縫製工場をはじめ、国内の小規模工場では不安定な状態が続きました。
こうした厳しい変化の中で、自分たちに何ができるかを考えました。 少し先にはなるかもしれませんが、将来的には、かねてよりお世話になっている職人たちを自社に招き、安定した雇用のもと、 ブランドと工場運営の両立を図っていきたいと考えています。持続可能なものづくりを実践し、 日本の伝統や技術を長く継承していくことを目指します。
今後はANTHEM Aをより多くの人に深く知っていただけるよう、これまでのブランドの思想を引き継ぎながらも、閉鎖的な手法ではなく、情報を公開していく方向に舵を切りました。職人と工場、ブランドが、ともに支え合える環境を整え、 飛躍的に拡大していけるように、私たちは一歩ずつ進んでいきます。 身近な人たちと幸せを分かち合い、その輪が広がっていくことを願っています。
May you be yourself just the way you are.(そのままでいい、大丈夫。ありのままでいい)
--- ANTHEM A 24AW COLLECTION
24AWより、リスタートを切るにあたり改めて「ANTHEM Aとは何か」を大きなテーマとし、ブランドを象徴する対極的な無骨さや繊細さが入り混じるミクスチャースタイルをベースに 「ありのままでいい、そのままでいいんだ」と個人の個性を尊重し鼓舞する思いを 多角的な視点から表現しています。ゴールドラメやレーヨンコットンのオリジナルで描き下ろしたプリント素材は、気泡の様な複雑な模様の瑪瑙石から神話世界の生命の誕生を連想し、ラメゴールドの煌めく素材にのせて表現。また、溶けていく様な花柄は、美しく完璧な花だけではなく、朽ちていく儚さや非現実的な色味でも美しいと感じる多様な価値観を表しています。そして、製品で加えたマット箔やフェード加工などは、経年変化で摩耗してしまったり色味が変化した部分を劣化とは捉えず、どこか愛着のある共に歩んだ思い出を、味やアクセントとして捉え、落としこんでいます。自分なりの様々な視点から、袖を通し楽しんで頂けたら幸いです。
--- Brand Statement
メンズのミリタリーや、テーラリングのエッセンスとギミック。それらとは180度異なる、センシュアルなムードとモダンなカッティング。 無骨さとエレガンス、大胆さと繊細さ、感覚と機能美。 あらゆる両極が混在する、ミクスチャーな世界。それが、ANTHEM A。ミクスチャー(Mixture)とは、ジャンルを超えてミックスされた音楽性を意味する。さまざまな音の要素が一体化し、共鳴してひとつの楽曲となるように、多種多様なテイスト、手法、文化的背景をクロスオーバーさせ、唯一無二のスタイルを追求する。考え方や捉え方は、千差万別。そこには、正解も不正解もない。本来の自分を、あるいは、まだ見ぬ新たな自分を引き出す。まとう人の個性を讃える「アンセム」でありたい。ANTHEM Aは、そんな服作りを信念とする。ブランドが培ってきた職人との信頼関係を尊重し、日本の伝統や技術、雇用を守り、長く継承できるものづくりのあり方を目指している。
HP : anthem-a.com
IG : anthem_a_
--- Brand Profile
デザイナーの鈴木麻莉子により、2021年AWにローンチ。国内メンズブランドやOEMに25年以上携わる吉田尚が、企画・生産に加わる。長年培ってきたノウハウと、信頼関係を築いてきた工場や職人のこだわりの技術をベースに、ウィメンズとメンズそれぞれの領域における知識と経験を融合させたミクスチャースタイルを提案。性別や年齢、固定概念にとらわれない現代的な感性で、個性を尊重する大人のためのワードローブを発信する。
--- Designer Profile
鈴木麻莉子 / Mariko Suzuki 東京都出身。縫製工場を営む両親のもとで育つ。文化女子大学服飾造形学科デザインコース卒業。卒業作品で学長賞を受賞。ドメスティックブランドでウィメンズとメンズの企画・生産を経験し、2021年に独立。
teal / ANTHEM A の1日限定コラボレーションパフェを販売いたします。
企画展初日・10月26日土曜日には、東京・日本橋兜町に店舗を構えるチョコレート&アイスクリームショップ 「 teal(ティール) 」がキッチンスペースに登場。日本橋・兜町に在するteal、ease、bank/ coinなどのユニフォームをANTHEM Aデザイナー鈴木が手掛けていることから、今回スペシャルなお取り組みとして、眞砂シェフ率いるtealからANTHEM Aの世界観をイメージした 限定パフェを販売いたします。また当日はteal 日本橋でも人気の高いチョコレートバーやブラウニーも並びます。
ANTHEM Aをイメージしたスペシャルな1日限定モンブランパフェ。ブランドのコンセプト同様に、栗、チョコレート、無花果、レモン、ハチミツ、スパイス、赤ワインなど多種多様なテイスト、調理法をクロスオーバーさせたミクスチャーテイストなパフェ。トップ部分には金をあしらい、シーズンの象徴的なゴールドの素材を連想。オブジェの様なチョコレートが不思議な空気感を持ち、品と色気を感じる大人なパフェに仕上がりました。(限定パフェは当イベント会場での提供のみとなります。兜町での販売はございません。)
日本トップクラスのショコラティエである眞砂翔平とeaseの大山恵介がタッグを組んだことから始まった「teal(ティール)」。2021年、東京・日本橋兜町にある渋沢栄一邸宅跡地「日証館」の一角に、だれでも気軽に楽しめ、日常的に通えるようなチョコレート&アイスクリームショップを開業しました。テイクアウト商品だけでなくイートインメニューも多数揃えております。2023年には日本橋三越本店をオープン。2024年12月にカカオの可能性を追求するラボ「nib」をオープン予定。
眞砂 翔平
トップオブパティシエインアジアにてアジアベストショコラティエ受賞をはじめ国内外のコンクールで多数受賞。2020年までフランスのショコラティエ「パスカル・ル・ガック」の海外初店舗である「パスカル・ル・ガック東京」を立ち上げ、シェフパティシエを務める。現在は2021年に東京・日本橋兜町の渋沢栄一旧邸跡「日証館」にチョコレートとアイスクリームのお店「teal(ティール)」を開業し、新たなチョコレートとアイスクリームの価値を創造している。
teal(ティール)
〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館1階
HP : teal-chocolate-and-icecream.com
IG : teal_tokyo
テイクアウトは可能です。当日は施設内にイートインスペースご用意しております。通路のベンチでもご飲食いただけます。また、売り切れ次第、提供を終了させていただきます。ご注文いただいた商品のご提供まで少々お時間頂く場合がございます。ご理解・ご協力を宜しくお願い致します。
また会期中には、アディショナルコンテンツとしてUNEVEN HUB STORE WOMENのPOP-UP SHOPも併設いたします。皆様、ぜひこの貴重な機会にご来場ください。
UNEVEN HUB STORE / Nagoya
「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア(230坪/760㎡)を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活雑貨を取り扱う「Dhal Homes」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、Swimsuit Departmentが展開するアンティークオブジェクトショップ「BATHHOUSE nagoya」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。