HORTENSE / SS26 展示企画展 & アーカイブ販売会
Event
See. Talk. Connect. / HORTENSE
UNEVEN HUB STORE

HORTENSE / SS26 展示企画展 & アーカイブ販売会

2025.9.13 ― 9.15
開催日時
2025年9月13日(土曜日)〜 2025年9月15日(祝日・月曜日)
会場
EVENT SPACE SOUTH (UNEVEN HUB STORE内)

9月13日(土曜日)〜15日(祝日・月曜日)の3日間、デザイナー・加藤 大裕氏によるブランド〈HORTENSE〉の企画展を開催いたします。

 

「HORTENSE」 Key Visual SS23

 

このたび開催する HORTENSE(オルタンス)の企画展では、SS26シーズンの新作アイテムの展示および受注会を軸に、これまで発表してきたアーカイブアイテムの展示・販売も行います。さらに、ブランドの世界観やコンセプトをより深く感じていただけるよう、スライドショー形式でのショートムービー上映も予定し、視覚的な演出を通じて、単なる展示や販売にとどまらない、より豊かな体験の提供を目指します。

今回のイベントタイトルは、「See. Talk. Connect.」。その名の通り、“見る(See)”、“話す(Talk)”、“つながる(Connect)”をキーワードに、来場者の皆様が商品やブランドにじかに触れ、デザイナーとの会話を楽しみながら、自然と交流が生まれるようなコミュニケーション型のイベントとなっております。どうぞ、かしこまらず、気軽なお気持ちでご来場ください。

本イベントは、初めての東海エリアでの展示・販売の機会となります。地域の皆様にとっても新たな出会いの場となるよう、温かく心地よい空間づくりを心がけております。まだまだ小さなブランドではありますが、会期中はデザイナー本人も在廊予定です。ご来場の皆様と直接言葉を交わしながら、私たちの活動やモノづくりに込めた想いを、ひとつひとつ丁寧にお伝えできればと考えております。この機会を通じて、より多くの方々にブランドを知っていただけますと幸いです。

〈HORTENSE〉 デザイナー・加藤 大裕

 

「HORTENSE」 Key Visual SS23

 

〈HORTENSE〉のプロフィールとコンセプト

 

2022年、ブランド HORTENSE(オルタンス) を立ち上げました。ブランド名の由来は、祖父が遺した一冊の書籍の中に登場したフランス人女性の名前からいただいたものです。これまで、その由来についてあまり語ってこなかったのは、文章にして伝えるには少し難しさを感じていたこと、そして何より、祖父との思い出を静かに、そっと自分の中で大切にしていたいという想いがあったからかもしれません。もしご興味を持ってくださる方がいらっしゃれば、いつかどこかでお会いできたときに、そっとお話しできればと思います。

ブランドコンセプトは「時代の潮流に左右されない恒久的な服づくり」。流行がめまぐるしく移り変わるこの世界においても、今を生きる自分自身にとって、そして未来の誰かにとってもかけがえのない “人生の財産” となる一着を届けたい。そんな想いを軸に、日々の製作と向き合っています。

 

「HORTENSE」 Key Visual AW23

 

〈HORTENSE〉 のトゥルー・ストーリー

 

岐阜への拠点移動と、服づくりの“現場”へ
ブランドを立ち上げてから3年。これまで拠点としていた東京を離れ、現在は国内有数のアパレル生産地・岐阜県へ活動の場を移しました。デザインからパターン作成までは自分たちで手掛け、その後の縫製作業は各工場に依頼する──アパレル業界ではごく自然な流れです。しかしその過程に、どこか「物足りなさ」を感じる瞬間もありました。そこで辿り着いたのが、生産現場の近くにブランドごと拠点を移すという選択です。極端にも思える決断でしたが、今では本当に良い判断だったと実感しています。

「服づくりはナマモノ」──手の中で生まれる一着
現在は、生産を担ってくださっている現場の中に自ら足を運び、目の前で洋服が形づくられる瞬間に立ち会いながら活動を続けています。洋服は機械ではなく、人の手によって生まれるもの。作り手が変われば、仕上がる服も変わる。だからこそ、密な意思疎通と対話が欠かせません。納得のいく一着をつくるためには、コミュニケーションそのものがデザインの一部だと思っています。

変化を恐れず、新しい環境から生まれる一着を
ブランドとして大切にしているのは、今いる環境に固執することではなく、常に新しい場所に身を置き、変化の中から生まれるものに真摯に向き合うこと。その過程で、自分自身の知見を少しでも前へ、そしてより深く掘り下げていくこと。そして、作り手からお客様まで、関わるすべての人と深く、丁寧にコミュニケーションを重ねることが、HORTENSEが目指す理想のブランドのあり方です。

 

「HORTENSE」 Key Visual SS26

 

〈HORTENSE〉のデザイナー・バイオグラフィー

 

埼玉県出身。文化服装学院を卒業後、国内デザイナーズブランドにてアシスタントを経験。2022年に自身のブランド HORTENSE(オルタンス) を立ち上げ、独立。現在は東京都内から拠点を移し、国内アパレルの生産地のひとつである岐阜県を拠点に、主にコレクション制作を行っています。美術や芸術、そして表現の世界に興味を持ったきっかけには、祖父の影響が大きくあります。陶芸・書道・絵画・写真と多趣味だった祖父の家では、よく西洋美術の資料や特集番組に夢中になっていた記憶があります。洋服よりも先に、自然と美術の世界に惹かれていったのはその影響だったのかもしれません。思いついたことをすぐに紙に描いていた幼少期。自分の中にあるものを「目に見える形で表現すること」に強く惹かれ、やがてそれは、「身にまとうもの」にもつながっていきました。

デザイナーとしての道を志すきっかけとなったのは、高校時代に出会った古着です。大学進学後もその熱は冷めず、都内の古着屋に通い詰める日々。いつしか学校には通わず、毎日古着屋に入り浸るような生活になっていました。当然のように大学は中退し、服づくりを本格的に学ぶため専門学校へ転学。今振り返ると親不孝だったかもしれませんが(笑)、それも自分にとっては大切な転機だったと感じています。

そこから「ヴィンテージ」→「デザイナーズ」へと自然に興味が広がり、服のディテールや構造に惹かれるようになっていきました。現在でも、デザインを考える際にはヴィンテージアイテムのディテールを起点に発想することが多く、その経験が今の自分のスタイルを形作っています。

 

「HORTENSE」 Key Visual SS26

 

岐阜という“現場”でつくる
現在、岐阜に拠点を移してから約1年。 元々この地の縫製工場にはお世話になっていた経緯もあり、現在はさらに距離感の近い関係性の中で、服づくりを共にする日々を過ごしています。デザインを描くだけでなく、実際に生産現場に入り、目の前で服が形になっていく工程に関わる。そのリアルなプロセスに触れながら、自分なりの理想を追求しています。いつか、また環境が変わる未来が来るかもしれません。けれどそれは、自分が「今よりもっと新しいものを求めている」という前向きな証拠。これからも臆することなく、新たな挑戦を続けていきたいと思っています。

HORTENSE
IG:hortenseofficial

 


 

UNEVEN HUB STORE / Nagoya

「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア(230坪/760㎡)を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活を取り扱う「DHAL DESIGN SHOP」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、コンテンポラリーなレディースファッションを取り扱う「LILLT」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。

IG:uneven_hub_store

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