UNEVEN HUB STORE

STORY

Nobuyuki Matsui の表現物は、音、色、線、形、模様、話、言葉、等々、さまざまな形に分散して日常生活の中にある美の要素が、デザイナーの感覚、感性、思考、経験、職人的手仕事によってつなぎ合わされ、伝統的な衣服の名残を残しながら、新しい驚きをもって生み出されたものであると感じます。言葉の世界では、衣服とはたんに身にまとうものである、というところに行きつく。それはそうなのだけど、その表現物には作り手の好みがあり、それぞれに味わいがあり、個性があり、そうやってふくらんだ価値が、同時に言葉にできない意味をふくらませていくものと考えます。

本企画展の為に制作された靴をメインピースに、過去に制作された未発表商品の販売、隣り合う会場では Nobuyuki Matsui 2024AW コレクションより弊店セレクトアイテムのプレビューをご用意。弊店を触媒として、Nobuyuki Matsui が表現する好みや、味わいや、個性がふくらんだ価値を共有し、言葉では説明しにくい新しい価値観との接着を試みる場をご提案いたします。

※初日、2日目は Nobuyuki Matsui デザイナー 松井 信之氏、靴の企画・制作に携わっている靴職人 高橋 秀麿氏が在廊予定。2024AWコレクションのプレビューを P.R.E.VIEW（Premium Resizing Experience VIEW）と題し、松井氏の採寸によるリサイズオーダーを2日間限定で承ります。

Nobuyuki Matsui

デザイナー松井信之によるファッションブランド。松井信之は、高校卒業後に渡英、心理学を専攻するも、2011年にロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに入学。メンズウェアを学び、在学中にロンドンファッションウィークの若手デザイナー向けファッションコンテスト Fashion scout で受賞しランウェイショーを開催。その後、若手メゾンで経験を重ねて帰国。2016年秋冬コレクションより、自身の名前を冠にしたブランドを本格的にスタート。ビスポークの洋服をコレクション形式で発表。パターンから縫製、生地加工まで全て自身で手がけ、オーダーメイド服として、ときにアートワークとして発表。2018年春夏より、プレタポルテコレクションの展開もスタートしています。

IG：@nobuyuki_matsui

CEMENT

本企画展のために制作された、Nobuyuki Matsui による別注レザースリッポンの展示販売＆セミオーダーイベントを開催いたします。本来、アッパーとソールを接着する為に使用される接着剤。本作では、接着剤をトウ部分にコーティングし、ビジュアルに大きな変化を与えた前衛的なデザインが最大の特徴となります。ベースには Nobuyuki Matsui オリジナルの木型を用いマッケイ製法で作られた、滑らかに波打つような履き口のフォルムが際立つレザースリッポンを採用。大きく分類すると、ディテールの異なる以下の3種類をご用意しております。

UH-1：トウ部分を接着剤でコーティング
UH-2：トウ部分付近に別生地レザー（素材違い2パターン）を貼り付け、接着剤でコーティング
UH-3：トウ部分のアッパーとソールの間に別生地レザー（素材違い2パターン）をつり込み、接着剤でコーティング

24.5cm / 25.5cm / 26.5cm の3サイズ展開。展示販売分のほか、会期中に限り、お客様ご自身のサイズとお好みのディテールを組み合わせたセミオーダーを承ります。

※6月29日（土曜日）、6月30日（日曜日）の2日間、今作の企画・制作に携わっている靴職人 高橋 秀麿氏が在廊予定となります。フィッティングアドバイスをはじめ、サイズのご相談を承ります。

接着剤に浸ける、乾燥する、という工程を繰り返す際の気候条件によって表面の風合いに意図しない変化があらわれ、こだわりをもって意図的にデザインされたディテール（接着剤の縁取り、別生地レザーのつり込み・貼り付け）との交わりが味わいとなる、Nobuyuki Matsui ならではの作品に仕上がっています。

2024AW P.R.E.VIEW（Premium Resizing Experience VIEW）

Nobuyuki Matsui 2024 AW COLLECTION　““ Ripple ””

まだ見ぬ2024AWコレクションより、弊店セレクト商品のサンプルをご覧いただけるプレビューイベントを開催いたします。デザイナー松井 信之氏が在廊予定となる6月29日（土曜日）、6月30日（日曜日）の2日間は、松井氏自身の採寸による丈詰め、袖詰めをメインとしたリサイズオーダーが可能となるプレミアムな体験をご提案いたします。デザイナーでありながら、パターンから縫製、生地加工まで全て自身で手がけるなど、職人としての顔も持つ松井氏ならではの貴重な機会を、ぜひ会場にてご体感ください。

UNEVEN HUB STORE / Nagoya

「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア（230坪/760㎡）を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活雑貨を取り扱う「Dhal Homes」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、Swimsuit Departmentが展開するアンティークオブジェクトショップ「BATHHOUSE nagoya」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。

IG：uneven_hub_store