この度、UNEVEN HUB STOREでは企画展 ”MIDORIKAWA w/ SKOLOCT AND NGAP“ を開催致します。
デザイナー・緑川氏が展開するファッションブランド「MIDORIKAWA」と1990年代後半から2000代初頭に内装・建築・インテリアなどを含むデザインチームとして中野氏が率いた「NGAP」、そして現在、中野氏が現代美術の最前線で表現する「SKOLOCT」。緑川氏と中野氏による本企画展は、スペシャルプロジェクトのフィナーレイベントという枠にとどまらず、この企画展のために制作された「SKOLOCT」のアートワークに「MIDORIKAWA」が独自のアレンジを施すという特別なコラボレーション作品を発表・販売致します。
また、当時のムーブメントの中でも高く評価された「NGAP」の革製段ボール型クッションチェアやペインタートートバッグなどの名作・作品群が余白を残した会場空間内に収まり、少量のみ生産されるコラボレーション・スーベニア商品もスタンバイ。貴重なこの機会、それぞれのクリアな問いかけをぜひ会場にてご体感下さい。
新たな価値観との出会いを願って。
プレオープニング
前日となる1月27日(金曜日・18:00〜21:00)は緑川氏が在廊し、プレオープニングレセプションを行います。招待状はございませんので、ぜひご来場頂けると嬉しく思います。(新型コロナウイルス感染症の流行状況により、ゲストの在廊が中止となる場合があります)また、一部商品の引渡しは会期終了後となる事をご了承ください。実店舗とオフィシャルホームページ、オンラインストアの「ズレ」を極力無くす試みとして、オフィシャルホームページ、オンラインストア上で本イベントの情報発信・作品紹介や販売を行う予定です。公開まで少々お待ちくださいませ。
緑川 卓 / MIDORIKAWA Designer
幾重にも積み重なったメンズファッションの歴史を尊重し、エレガント且つ独自な視点でストリートに書き出していくMIDORIKAWA。デザイナー・緑川 卓氏の思考は、紳士服の歴史や要点を踏まえた上で、デコラティブな装飾をあしらい、絶妙なバランス感で構成している。徹底したフィッティングやサイズバランス、作り込まれた素材や職人的な装飾によって作られたウェアは、ベーシックなようでアヴァンギャルドな仕上がり。今までに感じたことの無い新鮮な表情や独創的な佇まいが魅力。
IG:midorikawaofficial
中野 毅 / Artist
90年代から日本のストリートカルチャーを牽引してきた一人。様々なファッションブランドとのコラボレーションによる個展やプロダクト製作を通じて国内外で精力的に活動。2007年に立ち上げた「SKOLOCT」はアーティスト中野 毅の活動名でもあり、作中に登場する生物の名前でもあり、その生物をあしらったファッションアイテムを制作しているブランド名でもある。その定義しがたい「SKOLOCT」という単語と呼応するように、作中に登場する生物「SKOLOCT」は作品ごとに形を変え、観る者を混乱させる。その態度は、まるで作中の「SKOLOCT」自身が意思をもって世間から定義されることを拒み、その挑発的な態度を現実世界に伝染させようとしているようだ。「SKOLOCT」のボーダレスにジャンルを横断していく柔軟な姿勢は、様々な個人やコミュニティーを巻き込み伝染していく。大衆の「良い」という固定された価値観を疑い、解体と再構築を繰り返す「SKOLOCT」。それは作品を眺める私たちをも含む、豊かで複雑な関係性の中で定義されるのである。
IG:skoloctgram
UNEVEN HUB STORE / Nagoya
「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア(230坪/760㎡)を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活雑貨を取り扱う「Dhal Homes」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、Swimsuit Departmentが展開するアンティークオブジェクトショップ「BATHHOUSE nagoya」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。