冷え込む季節。思わず笑顔になってしまうようなキムホノさんの土鍋がお店に届きました。
キムホノさんは愛知県瀬戸市在住のアーティストで、常に挑戦のものづくりを続けていらっしゃいます。同じものは一切作らないと決め、展示会ごとに新しい土、新しい釉薬、新しい造形、"まだ見ぬもの"を模索し続けるのです。そして、心から創作を楽しみながら、つくることを通して“自分を生きること”を考え、問い続けています。
一見アートピースのように見えますが、土の改良を重ね、染みにくく繰り返しの使用に耐え得るように作られており、両サイドの持ち手の傾斜は手に沿うようになっていたり、蓋のつまみはしっかり厚みがあり掴みやすい形状であったり、生活に寄り合うデザインです。いつでも見えるところに飾って、出来れば気兼ねなく日常使いしていただきたいです。土鍋は、火を入れる毎に経年変化をしていきます。貫入が入り、外側には焼き色が付き、飴色の艶と風合いが増していきます。長い時間をかけて自分だけの逸品になっていくのも、楽しみのひとつです。
キムさんの器が食卓にあると、不思議な違和感が生まれます。
段々と愛おしくなり、手で触れるたびに力が湧いてくるのです。この唯一無二の存在感は、キムホノさんの器ならではの魅力。
色や柄、厚み、ひとつひとつ、どこをとっても同じものは存在しません。
歪みや凹凸も人間のように器の個性。手のひらで包み込んで、お気に入りを見つけてみてください。
金憲鎬 Kimhono
1958年愛知県瀬戸市生まれ
愛知県窯業高等職業訓練校を終了後、瀬戸の窯元に勤める
1985年、27歳で初めての個展を開催
その後も国内外にて個展、グループ展多数開催、受賞歴も多数
現在は瀬戸市定光寺に工房を構え、30年以上変わらず独創的な作品を作り続けている
Dhal Homes
私たちはデザインが日々の生活と人間との間を取り持つと考えます。世の中は進化し続け、一方で人間は進化に対応できることもあれば、できないこともあり、できてもしたくないこともある。Dhal Homesは、それらの問題を捉えて、衣食住の適切な関係を構築します。