秋が近づいてきて、ようやく“デニムの季節”が帰ってきました。軽めのニットやシャツと合わせたくなるこのタイミングで紹介したいのが、SUGARHILLのクラシックデニムシリーズ。前回・前々回のブログが予想以上に読まれてちょっと舞い上がったので(笑)、今回はその勢いで、SUGARHILLの魅力にぐっと迫っていきます!ちょっとでも気になったら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!!(そしてまた感想ください🥹)
ミリタリーやワークをベースに、武骨さや尖った要素を中性的な視点でリビルドする「SUGARHILL」。素材の開発や色味の置き換え、風合いの研究、シルエットの再構築といったプロセスを織り交ぜながら、上質に仕立てた商品群に注目です。



今回ご紹介するのは、SUGARHILLから毎シーズン展開されているシグネチャーアイテム、CLASSIC DENIM JACKET。はい、もう名前からして王道感ビンビンなんですが、実際はただの「クラシック」では収まらない、細部までこだわり抜かれた一着なんです。まじで、じっくり見てるとニヤけます😚まず、生地。SUGARHILLは毎度生地選びがエグいですが、今回も例外なし。主原料には、ハードなムラ形状が特徴の米綿を使用。要するに、表情豊かで無骨な風合いが出やすい綿ですね。で、これをただのインディゴで染めるだけじゃなくて、経糸(たていと)はロープ染色でしっかりと深みのあるブルーに。さらに、緯糸(よこいと)はまさかのカーキ染め。これ、洗いをかけていくと、インディゴの中からほんのりカーキの色味が顔を出してくるという、“経年変化オタク”大歓喜の仕様。「ただ色落ちするだけじゃつまらん!」って人に刺さる、SUGARHILLらしい仕掛けですね。育てがい、ありすぎっす。ディテールも鬼。まずベースはご存知、Levi’s 507XX。いわゆる2ndタイプのデニムジャケットですが、そこにSUGARHILL流のアレンジを鬼盛り。フロントは、三重のプリーツがドンと入り、縦のラインが強調されるので、意外とスッキリ見えるんですよね。そしてその上には、楕円形のステッチ。ちょっと謎で、でも見れば見るほどクセになる…もはや「意味不明なのに意味がある」装飾です。さらに、外ポケット&内ポケットの両方に配されたワイングラス型ポケット。「これ、飲み会の途中でグラスなくしても安心だね」とか言いたくなるけど、実際このディテール、めちゃくちゃアイコニック。ちょっと丸みのある形が、無骨なボディの中にほんのり柔らかさをプラスしてくれてます。あと見逃せないのが、袖の作り。エルボーパッチ、普通なら肘のとこだけ当て布が来るもんですが、これは袖口から肘まで、ぐぐっと伸びてる変則仕様。「どうやって縫ったん?」って職人さんに問いただしたくなるレベル。しかも、袖全体がテーラードスリーブになってて、ジャケット全体のシルエットがめちゃくちゃ立体的。ガチで「洋服が立ってる」感じ。これ、平置きより着たときの方が断然カッコいいです。ボディラインに沿いつつ、動きも出る。まさに“計算された無骨さ”。まとめると…SUGARHILLのCLASSIC DENIM JACKET、一見するとクラシック。でも、じっくり見れば見るほど、「実は全部考えられてる」ってことに気付く一着です。デニムジャケットって、もう散々作り尽くされてるジャンルなのに、まだこんな新鮮な見せ方ができるんだなって、正直ちょっと感動します。気温的にもそろそろライトアウターが楽しい時期。この秋は「とりあえずこれ羽織っとけばOK」な一枚として、ぜひワードローブに加えてみてください。あ、着てると細かいとこ突っ込まれるかもなんで、この記事もセットでブックマークしておくのをおすすめします!(笑)



続いて紹介するのはSUGARHILLの名作ジャケットと並んで、ファンの間で密かに(いや、もはや堂々と)人気を集めているの、CLASSIC DOUBLE KNEE DENIM PANTS。“ダブルニー”と聞くと、まず思い浮かぶのは無骨なワークパンツ。ガチ作業現場でも耐えられるような、ヘビーでゴリゴリな一本。でも、SUGARHILLはそこに“美しさ”と“計算”を詰め込んできた。まず注目してほしいのが、シルエット。一言でいうと、「シャープなワーク」。腰まわりはややタイトに設計されていて、そこからスッと直線的に落ちるストレートラインが実に美しい。いわゆる“足が長く見えるやつ”です。しかも、ボリュームが出すぎないからジャケットとのバランスも最高。ゆったり着たい人にも、ピリッと上品にまとめたい人にもハマる、まさに“オールラウンダー型ワークパンツ”です。そして、ダブルニーの当て布の入り方が絶妙。普通、ダブルニーって前から見ると「うわ、補強されてる〜」ってガチ感が出るんだけど、このパンツは違う。当て布の大きさ・配置・縫い方、すべてが“ちょうどいい主張”に落とし込まれてる。ただのディテールじゃなく、視覚的にシルエットのアクセントになっていて、個人的には👍しかも、横から見たときの立体感も秀逸で、どの角度から見ても絵になるんですわ。テキストを書いているとついつい長ったらしくなってしまうんですが、スタイリングについてだけ最後に語らせてください!このパンツ、トップスがほんとに選ばない。ロンT、スウェット、レザー、ワークシャツ、全部いける。靴もスニーカーから革靴、サンダルまでOK。なんなら裸足で庭に出てもかっこよさそう(出ないけど)。個人的には、共地のCLASSIC DENIM JACKETとセットアップで合わせるのが一番の推しスタイル。「デニムオンデニムって難しそう…」って思うかもしれないけど、この組み合わせはむしろやりやすい。上下のテンションが合ってるから、“着せられてる感”が出ないんです。セットで着たときにちゃんと主役になるパンツ、これって実は珍しい。正直、ディテールの鬼。履いたときのバランスも完璧。さらに経年変化も楽しめて、しかもセットアップ対応。ここまで来ると、もはや「どこに抜け目があるの?」と問いただしたくなるレベルの完成度。ただのワークパンツじゃ物足りない。だけど、ドレッシーすぎるのも違う。そんな“ファッションの中間地帯”を求める人にとって、これは完全にど真ん中の逸品。



デニムって、気がつくと1本、2本、3本…と増えていくアイテムだけど、たまに思うわけです。「もうそろそろ、“ずっと履ける王道”みたいなやつ、欲しくない?」って。そんなときにドンピシャでハマるのが、SUGARHILLのCLASSIC DENIM PANTS。王道シルエット。でも、細かく見ていくとただの“普通”じゃ済まされない魔物感がしっかり詰まってる。まず、シルエット。このパンツ、ウエストはややタイト、そこから裾に向かって自然に広がるストレートラインが特徴。一見よくある形に思えるけど、履いてみると全然違う。「ん?なんか違うなコレ」ってなる。太すぎず、細すぎず、でもしっかり骨格を拾わない。つまり、“誰が穿いてもなんかキマる”魔法のバランス。ジーパン界のグラビアアングル(どこから見ても良い)みたいなものです。しかも、横から見たときのストン感が美しい。膝のあたりで微妙な立体感が出るから、ただの棒シルエットじゃないんだよね。ちょっとした“流れ”がある感じ。歩くたびにパンツがついてくる、あの感覚。さて、ここからがSUGARHILLの真骨頂。ディテール、細かすぎ問題。(でもそれが最高)まずは例のワイングラス型ポケット。もうこれはブランドのアイコンとして定着してるけど、今回もヒップ&コインポケットの両方に搭載。この形、正直「なんでグラス?」って突っ込まれがちだけど、それがまたいいんです。普通のパンツにない抜け感が生まれるし、バックショットで“小さな違和感”を作ってくれるから、コーデのアクセントになる。これはもう、「大人のさりげない遊び心」ってことで、ドヤってOK。
フロントはボタンフライ仕様。ここは好みが分かれるポイントだけど、あえてのクラシック仕様にしてるのがSUGARHILLっぽい。ボタンを開け閉めする動作に、ちょっとだけ丁寧な所作が生まれるんですよ。朝のバタバタした時間に「やば、ボタンめんど」ってなることもあるけど、そこも含めて愛せる。(その瞬間に「俺、いい服着てるな」って再認識するから不思議。)そして、ボタンには鉄製のネオバボタン、リベットは銅製。もう言葉にするとただの素材説明だけど、ここにもちゃんと意味がある。鉄と銅って、経年変化の仕方がまるで違う。つまり、履き込むほどに、金属パーツだけでも“デニムの歴史”が浮かび上がってくる。履いてるだけで育つパーツ。これはもう、ちょっとした植物。ベルトループは流し込み仕様。「縫ってないの?」って思うくらい、ベルト芯に溶け込んでるこの処理。細かいけど、ここをちゃんとやってるブランド、なかなか無いです。要は、「分かる人にしか分からない」っていう、完全に自己満の極みディテールなんだけど、服好きってそういうの好きでしょ?で、結局どう履くのが正解かって?このパンツ、ほんとに振り幅が広い。パーカー+スニーカーでカジュアルダウンしてもいいし、シャツ+革靴で軽く上品に振ってもOK。「今日はTシャツ一枚でいいか…」みたいな気分の日でも、このパンツ履いてると最低限の“ちゃんとしてる感”が出る。特に朝の準備時間が5分しかない日とか、これ履くだけで「なんか今日イケてる気がする」って思えるから助かる。あと、同ブランドのデニムジャケットやダブルニーパンツとのセットアップ提案はされてるけど、実はこのCLASSIC DENIM PANTS単体で見てもめちゃくちゃ完成されてる。ジャケットと合わせればキマるのは当然だけど、これ一本でスタイリングの軸が作れるっていうのは、まじでポイント高い。デニムってもう飽和してるジャンルだけど、それでもこんなに“履くのが楽しみになるパンツ”があるって、なんかちょっと嬉しいよね。
最後までお読みいただきありがとうございます!今回はSUGARHILLのクラシックデニムシリーズをズラッとご紹介しました。どれも「よくあるデニム」じゃ終わらない、細かいこだわりと、穿いてから気づく魅力がギュッと詰まったラインナップ。これからの季節、ちょっと肌寒くなってきたな〜って日にも、軽く羽織ったり穿いたりするだけで“気分アガるやつ”です。デニムって毎年欲しくなるけど、「どうせなら、ちゃんと長く付き合える一本を選びたい」。そんな気持ちがムクムク湧いてきた人は、ぜひ店頭やオンラインでチェックしてみてくださいね!!ではまた、お店 or 次回のジャーナルでお会いしましょう〜!
「SUGARHILL」
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UNEVEN HUB STORE / Nagoya
「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア(230坪/760㎡)を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活を取り扱う「DHAL DESIGN SHOP」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、コンテンポラリーなレディースファッションを取り扱う「LILLT」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。