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3月2日（土曜日）より、UNEVEN HUB STORE・イベントスペース・Southにて企画展 ”Contemporary Art Posters“ がスタート致します。
この度の”Contemporary Art Posters“ 展は、GALLERY 360°協力のもと、現代美術作家19名のオリジナル・ポスター20 余点の展示・販売致します。アート・イヴェントやアーティスト自身の展覧会など、アーティストたちのディレクションによって制作されたポスターが中心となりますが、近年カラー・コピーやデジタル・プリントの出現・普及により、このオリジナル・ポスターと呼ばれる印刷物は、貴重な存在になりつつあります。
印刷文化の象徴であったポスターは、低コスト、小ロットに対応出来るコンピューター・プリントの台頭によって、生産される機会が著しく減少しました。しかし、これらオリジナル・ポスターは、私たちにとって身近で楽しめ、住空間を演出してくれるインテリア・アイテムの一つです。同時にアーティストたちにとっては記念的な印刷物であり、今では稀少な美術品だと考えます。この貴重な機会に、ぜひご来場くださいませ。
Jonathan Borofsky（ジョナサン・ボロフスキー）
Matthew Barney（マッシュー・バーニー）
Joseph Beuys（ヨーゼフ・ボイス）
Tony Cragg（トニー・クラッグ）
Christo（クリスト）
Marcel Duchamp（マルセル・デュシャン）
Sam Francis（サム・フランシス）
Keith Haring（キース・ヘリング）
Richard Hamilton（リチャード・ハミルトン）
David Hockney（デヴィット・ホックニー）
Roy Lichtenstein（ロイ・リキテンスタイン）
Gerard Malanga（ジェラルド・マランガ）
Robert Mangold（ロバート・マンゴールド）
Bruce Nauman（ブルース・ナウマン）
Yoko Ono（オノ・ヨーコ）
James Rosenquist（ジェームス・ローゼンクエスト）
Cy Twombly（サイ・トゥンブリー）
Andy Warhol（アンディ・ウォーホル）
Lawrence Weiner（ローレンス・ウィナー）
ここからはオリジナル・ポスターの一部をご紹介いたします。
Christo & Jeanne Claude
Wraps the museum 1968
SIGNED in 1981
梱包のアーティストとして知られるクリスト＆ジャン・クロード。このポスターは、ニューヨーク近代美術館の梱包を計画したクリストによって作られたイメージ・ポスター。しかしこのプロジェクトは実現しませんでした。
Richard Hamilton
Marcel Duchamp,The Oculist Witnesses 1967-68
リチャード・ハミルトンはイギリスを代表する現代美術家。彼が1956年に製作したコラージュ作品「一体何が今日の家庭をこれほど変え、魅力のあるものにしているのか」中、POPの文字をダンベルに入れ、ポップ・アートの呼称を生んだと言われています。リチャード・ハミルトンが1967年に製作を始めたマルチプル＜デュシャンの大ガラスの部分を引用した＞の完成を記念した印刷物。マルチプルは2 種類、少部数制作されました。完成したマルチプルを検品するデュシャンのポートレートをベースに、シルバーの箔押し、エンボス、メディウムコーティングと様々な印刷手法を用いて制作されています。現在では入手困難な一品です。
Richard Hamilton
Sweinging London 67 1967-68
同じく、リチャード・ハミルトン。1967年 ローリング・ストーンズのミック・ジャガーと、当時ロンドンを代表するギャラリスト、ロバート・フレイザーが不法薬物所持で逮捕された際に報道された新聞記事をコラージュし制作されたもの。ロック界とアート界の大物二人の逮捕は大々的に報じられ、見せしめのような報道に怒りをおぼえたハミルトンが制作した皮肉たっぷりなコラージュ作品。
David Hockney
The New World Festival of The Arts,1980
デヴィット・ホックニーはイギリスの画家。初期はピーター・ブレイクとともに、イギリスの”Young Contemporaries”展に出品するなど、イギリスのポップ・アートシーンで活躍。その後、ロサンゼルスに移住し、80年代には世界的な人気作家となる。このポスターは、毎年LAで開催されている「New World Festival」のために制作されました。初期の物語的なイラストレーションを緻密に描き、そこにカラフルな色彩が加わっています。この後に出現する太筆で一気に描くスタイルに移行する間の作風です。
David Hockney
The Boy Hidden in an Egg from Grimms,1970
同じく、デヴィット・ホックニー。このポスターは、初期の鉛筆による繊細なドローイングで描かれたグリム童話のシリーズの1 点を自身の個展のためにポスターにした一枚。
Keith Haring
Lucky Strike 1987
80年代は世界的にニューペインティングやアメリカにおけるグラフティ・アーティストの出現によって、ストリート・アートが一気に花開いた時代でした。その先駆者としてキース・ヘリングの存在は、世界中に大きな影響を与え、今尚世界中のファンを魅了しています。社会貢献の活動も生涯を通して続け、近年再評価の機運が高まっています。このラッキー・ストライクのイメージは、87年に5 点の版画シリーズとして制作された内の1 点をドイツでの個展の際に大きく引き伸ばしてポスターにしました。
Sam Francis
National Collection of Fine Arts,Smithsonian Institution 1968
サム・フランシスは20世紀のアメリカにおける色彩画家。日本とは縁が深く、「にじみ」や「垂らす」といった効果を画面に取り入れるなど、日本美術の影響が見られる。大岡信ら日本の詩人たちとも交流がありました。これはスミソニアン博物館のために、リトグラフで制作されたポスターで名作ポスターの中の1 点です。
※ 今回の企画展を記念し、TODAYeditionより超少量生産となる特別な商品をリリースいたします。（オンラインストアでの販売開始は3月7日木曜日を予定）
-- TODAYedition
90年代後半よりnepenthes、number nineなど、アパレルにグラフィックを提供。2005年、cystemgallery（旧alleged gallery tokyo）にてアート活動を開始。2014年からはGallery 360°を中心に活動中。2017年よりフルクサスの主催者ジョージマチューナス氏の妻ビリーマチューナス氏の許可を得て、フルクサスのグラフィックを使用したアパレルを展開。アートとファッションを楽しむレーベル“TODAY edition”をはじめる契機となった。
IG：todayedition
-- GALLERY 360°
GALLERY 360°は現代美術を通してコミュニケーションの場を作ることを目的に1982年10月にオープン。GALLERY 360°には2つの機能があり、現代美術のアーティストたちの活動を紹介するギャラリーと、作品集やマルチプル、ポスターなどを販売するショップを併設しています。
ART IN TO LIFE
IG：gallery360jp
朝晩は、まだまだ冷え込みますが、日中は少しづつ春の訪れを感じる良い季節となってきました。店頭では春物新作商品が充実し、インテリアでは新生活のワクワク感で胸ときめくタイミングです。ではスタッフ一同、皆様と会場にてお会いできることを楽しみにしています。
UNEVEN HUB STORE / Nagoya
「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア（230坪/760㎡）を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活雑貨を取り扱う「Dhal Homes」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、Swimsuit Departmentが展開するアンティークオブジェクトショップ「BATHHOUSE nagoya」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。