UNEVEN HUB STORE

日頃より BATHHOUSE NAGOYA をご愛顧頂き誠にありがとうございます。今期は2回に渡り BATHHOUSE NAGOYA としての企画展開催を予定しておりますが、その1回目となる企画展「オールド益子」を、9月30日土曜日より、イベントスペース・North にて開催致します。この機会にぜひご来場下さいませ。

※ 初日・9月30日土曜日は郷古さんが在廊予定となっております。

オールド益子

僕に民藝の扉を開いてくれたのは、15年ほど前に訪れた益子での体験でした。濱田庄司を知って益子を訪れ自邸や参考館を見たり、町に点在する窯や売店を見たりしたことが現在の基礎となっているように思います。特に関東に住んでいて、車でも2時間半くらいの距離にある益子の地理的なこともやはり大きいように思います。

実際にその歴史は江戸時代末期までさかのぼり、大きな市場を持つ東京から近いこともあり、日用品などの生産で発展をしたそうです。そしてその後の1924年に濱田が移住したことにより、新たな歴史が始まりました。近年ではロサンゼルスの陶芸家、アダム・シルバーマンも益子を目指し作陶をした姿を間近に見る機会があったりと、さらに益子焼が身近になっていきました。

先日のこと、古くて表情の良い益子焼きを手にし、その独特な思わず食べたくなるチョコレートような柿釉に、ハッと心を奪われました。益子といえば柿釉、そんな原点に戻ってみたくなる出来事でした。そして先日の東京の「オールド益子」から引き続き、名古屋にも巡回することにしました。前回開催から多数商品を追加して、古い益子焼を200点以上並べ販売します。

原点に帰り、益子焼の良さを再見してもらえる機会になったらと思います。

テキスト / 郷古 隆洋
IG：swimsuit_department