24SS・ウィメンズチームのコミュニケーショントーク
Interview
UNEVEN HUB STORE WOMEN’S TEAM Interview
UNEVEN HUB STORE WOMEN

24SS・ウィメンズチームのコミュニケーショントーク

2024.5.12
対談日
2024年05月9日(木曜日)
ウィメンズ担当スタッフ
橘、服部

創業以来メンズファッションを中心に取り扱い、名古屋という大きな土壌で精一杯、根を張ってきた当ショップですが、その凝り固まったムードに風穴を開けようと、日々切磋琢磨しているウィメンズチームの対談記事を企画しました。私たちの想い描くシーンに少しでも近づけるように。そして何より、ファッションが「楽しい」ということを、皆様と共有できるように。熱量のこもった二人のコミュニケーショントークをご紹介いたします。

一日一日はすごく濃くて感情も揺さぶられることも多いのに、振り返ると一瞬なんですよ。

服部 : 18年間、メンズファッションのみを扱ってきた UNEVEN で、レディースをスタートさせて約1年半が経ちました。ダッシュで駆け抜けたと思いますが、どう?早かった?

橘 : 一瞬ですね(笑)。一日一日はすごく濃くて感情も揺さぶられることも多いのに、振り返ると一瞬なんですよ。

服部 : きっと、無我夢中!!猛ダッシュ!!って感じだよね。そもそも、レディースをスタートしたきっかけは何だったの?

橘 : 入社して3ヶ月くらいの頃、ちょっと強引にですけど、福岡出張に行かせて貰えたことが全ての始まりです。当時、メンズブランドのみをお取り扱いしている環境で、HUB STORE のお客様や会社にとって「私がここにいる意味」というものをずっと考えていた時期で。そんな時、自分の可能性を広げたくて行った福岡の地で、Monica Castiglioni のジュエリーに出会いました。

すごく感情が揺さぶられる瞬間って、あまりリアクションが取れないんですよね(笑)。

橘 : 本当に衝撃的で。圧倒的な美しさとパワーがあった。すごく感情が揺さぶられる瞬間って、あまりリアクションが取れないんですよね(笑)。静かに、ふつふつと、高ぶるものがありました。初めて ”これを自分の力で、女性の方々に伝えたい” と強く思ったんです。そこから「女性のためのUNEVENを作る」という自分の方向性がハッキリ決まりました。

服部 : だからレディースセレクトの一番最初のブランドは Monica Castiglioni だったんだ。モニカのジュエリーの、どんなところに惹きつけられたのかな?

橘 : 手のシワも、自分は好きではなかった短い指も、私自身まるごと全て受け入れて、それ以上のパワーを宿してくれるところですかね。私にとって、自然と武器みたいな存在になりました。モニカを着けていないと、メイクしていない位の感覚になるほどです。

服部 : モニカご本人にもパワーがあるだろうし、年齢の離れた世代にも伝わるものって、すごいよね。今、両手で 6 つ着けてるよね。着け方の拘りとかはあるのかな?

橘 : モニカをリスペクトしつつ、色々素敵な重ね方とか教えて頂いたり試行錯誤したりするんですけど、結局自分が好きな作品を集めていったら、こんな感じになりました。両手合わせてスタイリングをしているので、両手でモノに触れるようになったり、仕草が丁寧になったり、モニカに合わせて自分自身も変化していっています。

服部 : モニカのジュエリー=橘さんみたいなイメージになってるよ。それで言うと、MARIE OHIRA のシューズもそうだね。本当に毎日履いてる。

実は MARIE OHIRA は、私がファッションを好きになった一番最初の原点なんです。

橘 : そう思って貰えて嬉しい。実は MARIE OHIRA は、私がファッションを好きになった一番最初の原点なんです。学生時代、麻里恵さんのシューズを初めて見た時も、すごく感情が揺さぶられた瞬間でした。すぐにオーダーして、麻里恵さんのシューズを使った LOOK を漁ったり、ブランドを掘ったり。どんどんファッションの世界に引き込まれていきました。そんな麻里恵さんと、今は皆さんに提案する側にいる訳ですから。

橘 : UNEVEN WOMEN スタートイベントの際にデザインして頂いたこのミュールは、私の中では夢みたいなものです。私の提案するファッションの足元は、絶対に麻里恵さんのシューズが良いと最初から決めていたので、とても嬉しい気持ちと、自分が伝えていくことの責任を強く感じています。

まず一番に思うのは、目の前の人を全力で楽しませたいということ。

服部 : 今話してきたブランドと一緒に、「ESLOW」、「RHODOLIRION」、「MALION vintage」といったブランドをUNEVEN WOMEN として展開しているけれど、セレクトの基準とかはあったりするのかな?

橘 : まず一番に思うのは、目の前の人を全力で楽しませたいということ。HUB STORE には本当に様々な方が足を運んでくれるじゃないですか。学生から近所のおばあちゃん、カフェ巡りをしている女性や、カップル、ファミリー。この場所まで足を運んでくださっている訳だから、単純にワクワクして楽しんで帰ってもらいたいんです。ターゲットを決めて限定することで、逆にそれ以外を排除してしまうことがすごく違和感で。なので年齢層だったり、こういうファッション!と限定している訳でもありません。その上で、ファッションのお店としてやっぱりスペシャルなものにもワクワクしてもらいたいし、パワフルな服も着てみて欲しい、自分を満たして安心感を与えてくれる服も提案したい。そんな組み立てを意識しています。

服部 : UNEVENって若いイメージがあるけど、私も40代だし、実際いろんな世代の方が来てくれているから、そのイメージを広げていきたいよね。色々な方とコミュニケーションを取っていきたい。

橘 : そうなんです。皆さんにリラックスして見て頂けるようしたいですね。

橘 : あと大切にしているのが、自分が心から愛しているブランドであるということです。単純ですけど、一番透き通っててあるべき部分かなと。宝物って、すごく丁寧に扱うじゃないですか。私の役割は、ブランドという宝物たちをリスペクトして本質を引き出しながら、もっとスペシャルな宝物になるように編集して、皆さん一人一人に合わせた伝え方でお届けすること。有難いことに、ブランドを見つけるところから、バイイング、プレス、店頭での接客、イベント企画運営も全て自分でやることができる環境にいれてる。どの部分を切り取っても、愛があるからこそ、その時の自分の最大値が出せているか常にぐるぐる考えている状態で、皆が明るくワクワクする未来のためだったら何だってやる覚悟でいますね。

服部 : 私たちはまだまだ小規模だから、お客さん一人一人の顔がよく見える。それがすごく嬉しいよね。

橘 : レディースをスタートする前から来てくれている方も、私の成長を見守ってくれている方も、レディースの成長を喜んでくれる方もいて。これ、見てくれていますかね?いつもありがとうと、もう全員にハグして回りたいくらい!私のことを信じて協力してくださるブランドさんがいて、そして私たちとの関わりで笑顔になってくれるお客さんがいて。そのことが私たちを強く支えてくれていますね。

橘 菜々花
UNEVEN HUB STORE Women's Buyer
横浜市出身。大学卒業後に入社。販売員として日々のコミュニケーションを重視。現在ではレディース部門の開発を担当。
IG:tatti_877

服部 明未
UNEVEN HUB STORE Staff
経験豊かなスタッフとして在籍。販売、フリーランスで女性を中心にファッションアドバイスやショッピング同行などパーソナルスタイリストとして活動を行う。法人・店舗に向けたファッションセミナーの開催、市内の専門学校・高校にてファッション授業 講師としても活躍している。
IG:akemi_hattori_

UNEVEN WOMEN IG:uneven_hub_store_women

UNEVEN HUB STORE WOMEN / Nagoya

「想像を超える、人とモノのハブ体験」をテーマに、広々としたワンフロア(230坪/760㎡)を展開。周回可能な放射状レイアウトにて構成された小規模ショッピングモールのような発信拠点です。愛知県名古屋市西区天塚町という穏やかなロケーションにて、ファッションのセレクトショップ「UNEVEN HUB STORE」を起点とし、デザインと生活雑貨を取り扱う「Dhal Homes」、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子を提供する「awai」、Swimsuit Departmentが展開するアンティークオブジェクトショップ「BATHHOUSE nagoya」、大小二つのイベントスペースとキッチンスペースを集約。多種多様な人やモノ、コンテンツが重なり合い、刺激し合うことで、想像を超えた体験を提供いたします。

IG:uneven_hub_store_women

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