Dhal デザイナー・水谷美知へのインタビュー
Interview
DHAL 2023 AW Designer Interview
DHAL HOMES

Dhal デザイナー・水谷美知へのインタビュー

2023.8.19
発売日
2023年08月18日(金曜日)〜
販売店舗
DHAL(大曽根)、 DHAL HOMES(西区天塚町)

2023AW立ち上がりを迎えるDhalデザイナー・水谷美知へのインタビュー

水谷 美知

通算18年のセレクトショップでの経験を経て2008年よりCOMMONOreproductsで企画生産管理に携わる。地場産業を活かし地元の職人たちと密に、繊維の街ならではのものづくりを10年継続しブランドを終える。2018年8月に開業し自身のブランドDhalを立ち上げる。同時に旗艦店として名古屋市東大曽根町にお店をオープンする。時間をかけないとできないもの作り、ダイレクトに作り手の考えを伝えることに重きを置くことによって可能になる生産と販売を目指し、ブランドを運営している。2021年9月にデザインと生活雑貨に重きを置くDhal Homesを名古屋市西区天塚町にオープン。

IG:dhal_column

---今シーズンのアイテム企画はいつくらいから始まったのですか?

このシーズンを考えていたのは4月、5月くらいでしょうか。夏真っ盛りにあぁそろそろだなぁ。暑いなぁ。みんなこんな暑いなか秋冬物を買うのかな〜。そんな中、ワクワクしながらお店に来てくれるなんてほんと有難い。次のシーズンもしっかりやらなきゃな。毎シーズン毎シーズン同じ所からスタートで、そんなことを思い作り始めますね。

---毎シーズン、テーマとかは決めるんですか?

テーマは決めないです。でも、全部作り終わったら、あぁこんなことを考えていたんだなぁ。っていうことが見えてきたりします。

---今シーズンをどのように考えていらっしゃいますか?

昨年の冬までが、とてもきつかったですね・笑。世の中のどんよりした空気を何とかできないのか。ファッションの力って捨てたもんじゃないんだぞ。みんな苦しいけど、乗り越えようぜ。そんな気持ちでしたので、ずっとレイジを聴いていました。他の音に流れてはいけないんじゃないかと、ちょっと油断すれば途端に自分に負けてしまいそうになっていました。そんな時は心の中でずっと「洋服舐めんなよ」って言っていました。この言葉は私の古くから大好きなバイヤーの方が2018年に私に語ってくれた言葉です。ずっとかっこいい言葉だなぁと頭の中に残していました。これが今シーズンの裏テーマ。表のテーマは「繁栄」です。

---どうして繁栄ですか?

服の力でみんなに刺激を!みんな、元気出せー!って思って洋服を作っていたら、今シーズンの生地や形になったわけですが、蓋を開けたら市松模様やレース生地、サテン生地、この荒波を超えてここから発展、繁栄、していくようにこの想いが繋がって世界中に光が差しますように。と思ったからです。現に、そうなっていく気がしてならなかったのも本音です。

---そもそも服を作ろうと思ったきっかけは何だったのですか?

さかのぼれば、洋服を作ったのは中学1年生。信号もないような田舎に住んでいましたので、洋服屋はありませんでした。洋服欲しいけど買ってもらえない、だったら作ろう。でした。新聞紙を型紙にして袖がくっついた前見頃と後ろ身頃だけのブラウスを作りました。生地が無かったので、着物を切り刻んで怒られました・笑。パッチワークにしたかったので3つも着物をダメにしちゃいましたね。その時から何か作るのは大好きでした。形ができたらもう満足。執着はあんまり無かったなぁ。上手く作れるようになりたい、っていうのも無かったので、職人には成れないなと思います。

---物を作る上で大事にしている事は何ですか?

関係性です。この関係性でないと作れないものがあると思っています。例えば、周りにこの人たちが居なければこんな物作れないなぁとよく思います。作りたいものを作りたいように作らせてもらえるのは、やっぱり信じてついてきてくれるスタッフがいるから。そしてそのスタッフを信頼してくれるお客様がいるからです。

---これからのダルをどうお考えですか?

わかりませんし決まっていません。だってその方が面白いと思えるから。

---そのスタンスだと怖くなったり不安になったりしませんか?

怖くないといったら嘘になるのかなぁ。でも考えない、考えている暇があったら、今できることを全力でやりたいなぁ。昔、工場の方に言われたことがあるのです。私が生産管理をやり始めたばかりの頃、全然思い通りにできなくて、完璧にもできなくて、イライラしていたし、しょっちゅう凹んでいたのですが、その方が言ってくれたのは「完璧も思い通りもほぼ無理ですよ。絶対何かが起こる。起こった時にどう対処できるか、その力がある方が凄いと思うんですよ。」それを聞いた時は目から鱗でした。あぁこの方はかっこいいなぁ。そうなりたいなぁと思いました。それからですね。思っていたのと違うけど、これも良いなぁ、むしろ良いんじゃないかな、と思えるようになったのは。

---ありがとうございました。今後のダルに期待しています。

Dhal 2023 AW First Delivery

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私たちはデザインが日々の生活と人間との間を取り持つと考えます。世の中は進化し続け、一方で人間は進化に対応できることもあれば、できないこともあり、できてもしたくないこともある。Dhal Homesは、それらの問題を捉えて、衣食住の適切な関係を構築します。

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